小さな個人のお店を応援したい
「小さな個人のお店を応援したい」。
そんな思いから始まったプロジェクトですが・・・。
さっそくクライアントさんを獲得しました〜!
はやっ!!まずは名刺づくりからって言ってたのに(笑)
そうなんです。
まずはより良いサービス設計のため、いろんなお店にヒアリングしよう。
そのために名刺を作ろう、という話になっていて、kurumiさんに作成してもらっていたんです。
ですが、思い当たるお店があったので、娘を連れておやつを買いがてら、お話を聞きに行ったんです。
そこでお悩みを聞くうちに、やるべき事が見えてきて「お手伝いしたい!」という気持ちになり・・・。
やらせてもらえませんか??
そうお願いしたところ、「よろしくお願いします!」というお返事をいただきました!
ありがとうございますー!
個人のお店は、こんな事で悩んでいる
クライアントさんは、現在は、Facebookをメインに使用されています。
今回お聞きした悩みを、ざっくりとまとめました。
- 発信が苦手で、時間が取られてしまう
- お菓子の製造や仕込みにも、時間が必要
- イベントにも参加しないといけない
- 地方発送は、希望者と直接やり取りしている
- Facebookでの発信は、時間がたつと埋もれてしまう
- ワードプレスも挑戦してみたけど、よくわからない
- 他との差別化や、強みがよくわからない
- 売り上げが立たないと、人も雇えない
今、お一人で製造から販売、イベント参加まで、全部を行なっているので、負担が大きいんですね。
あとは発信が苦手で、更新に時間がかかってしまうんです。
Facebookの更新に、1時間半かかるそうなんです!
それは発信に苦手意識を持っちゃうね・・・!
応援してくれてる人もいるし、発信の重要性もわかってはいる。
「あなたの思いを、どんどん発信すべきだよ」
「そしたら見てくれる人が出てくるよ!」
そう言ってもらえるものの、毎日忙しくて、なかなかコンスタントに発信ができない。
どんなプラットフォームを使って、何を発信していけばいいのか、わからない。
そう仰っていました。
これって、個人でお菓子やパンづくり、カフェを経営している人にありがちな悩みだなあと思ったんです。
つくるのは好き。でも発信やパソコン作業は、ちょっと苦手。
でも発信しないと、お客さんにも見つけてもらえないというジレンマ。
ここを解消していきたいなと思いました。
お客さんも、わからなくて困っている
個人のお店は「やったらいいんだろうけど・・・」と思いつつ、公式サイトづくりやWEBでの発信ができていない事も多いです。
実は、この状況、お客さんも困っているんです。
気になるけど、いきなりお店に行く勇気はない。
でも調べても、公式サイトがない。
公式サイトはあっても、更新が止まっていたり、肝心のメニューや価格が載っていない。
これは完全に、私の体験談なんですけどね(笑)
情報がないと、なかなか「行こう」という気にならないんですよね。
気になるけど、情報がなくて行けない。
私もそう感じるお店がたくさんありました。
私を含めて現代人って、「失敗したくない」んです。
並んででも「孤独のグルメ」に出たお店で食べたくなるのは、「おいしいと保証されてるから」。
行ってみて、美味しくなかったり、好みのメニューがないのは避けたいんですよね。
がっかりしちゃうし、お金と時間のムダだったなとテンション下がります。
でも、公式サイトがあって、メニューや価格、どんなこだわりで作られているか分かったら。
そしたら、きちんと確認できるので、行こうという気になれるんです。
なので、お客さんのためにも、個人のお店こそ、公式サイトを作ってほしいなと思うんですよね。
近所であっても、実態がわからなくて行かなかった例
「うちはご近所さんや、常連さんだけを相手にしていればいいから」。
そう思う方もいるかもしれません。
ただ、近所にあるにも関わらず、実態がわからなくて行けなかったお店もあるんです。
私の経験談ですが、それは2階に店舗がある「うどん屋さん」。
「うどん屋さんがあるなあ」と認識してはいたのですが、店内の様子が見えないので、なんとなく「モヤモヤしたお店」という印象。
たまたま、娘のお友達のパパから「あそこのうどん屋うまいんすよ!」と聞いて、それでようやく行ってみることに。
行ってみたら、店内はちゃんと小ぎれいだし、うどんもおいしい。
何で早く行かなかったんだろー!と思いました(笑)
でも多分、そのパパからの口コミがなければ、行かなかったですね。
雰囲気もわからないし、美味しくなかったら凹むから。
それくらい、失敗したくないんですよね。
実態のわからないお店に行くくらいなら、サイゼリヤの方がいい、となるんです。
サイゼリヤがめちゃくちゃおいしいわけではないけど、メニューや価格もわかるし、そこそこの品質が保証されてるからなんですね。
私たちがお手伝いできること
まずは、「必要な情報を、お客さんが見つけやすいようにする」という事を目指しました。
私たちがお手伝いできることを、まとめてみました。
①公式サイトづくり
まずは公式サイトづくりです!
手つかずになっていたワードプレスをテコ入れしていきます。
入れたいのはこんな情報。
- プロフィール
- オーナーさんの思い
- メニュー、価格
- 営業日、営業時間
- 地方発送の詳細
- イベント出店情報
- お問い合わせフォーム
お客さんからすると、利用する前に、「公式サイトで情報を確認したい」んです。
食べログなどグルメサイトの情報は、正直どこまで信じていいかわからないんですよね。
どんな商品があって、どれくらいの価格なのかな?
行ってみて、「思ってたのと違った」のは避けたいよね!
あと、地味に重要なのは、営業時間や定休日。
「行ってみたら定休日だった」は、かなりテンション下がるので(体験談)、そこはわかりやすくしておきたいですね。
②負担のない発信のアドバイス
発信への苦手意識を克服するため、負担のない発信方法もアドバイスします。
とにかくハードルを下げる事を目指します。
例えば、Facebook投稿は、テンプレ化してもいいと思うし、写真も使いまわしてOKです。
私もインスタでいろんなお菓子屋さんをフォローしてますが、ワンパターンな投稿、写真の使い回しも全然あります!
でもそんな投稿を見ても、別に違和感はないんですよね。
特にInstagramは写真がメインなので、美味しそうなお菓子の画像を見るだけで「幸せ〜」な気分になります(笑)
クライアントさん自身にもInstagramを見てもらって、感じをつかんでもらえばいいかと。
SNSはフローメディア(どんどん流れる情報)なので、そこに1時間もかけない。
熱い思いや理念は、公式サイト(ストックメディア)で時間のあるときに語る。
そういう風に分けていきたいと思います。
③ブランディング、方向性などをまとめていく
公式サイトのプロフィールや、理念やビジョンをつくる際に、クライアントさんの熱い想いをたくさん聞かせてもらいます。
その上で、本人が気づいてなかった強みをお伝えしていきます。
やっぱり「好きで作ってます」「ここにこだわってます」という人から買いたいんですよね・・・!
これって、本人が伝える努力をしないと、お客さんには伝わりません。
そのレシピに至るまでのストーリーがあるはずなので、そこも開示していきたいですね。
私はカンブリア宮殿が好きなのですが、あの番組を見たあとは、その企業を利用したくなるんですよね(笑)
単なるミーハー心もありますが、それはストーリーを知っているからなんです。
「あの苦労から生まれた商品なんだなあ」「これが番組で言ってたサービスかあ」
そんな事を確認しに行ってるんですよね。
AKB48の楽屋裏ドキュメンタリーを観て、好きになるのとも同じですね。
あとは具体的な売り上げの数値目標も、考えてもらいたいなと思います。
サポートは3ヶ月を区切りとして進めていく
今回のサポートに関しては、「最大3ヶ月を期限として進めていく」事にしました。
というのも、ずっとサポートし続けるのでは意味がない、と考えたからです。
発展途上国への支援と同じで、本人が自分の力でやれるように整えて、導くのが、私たちの仕事だと思っています。
ただ、継続してサポートを希望される場合は、要相談としています。
やりたい活動のためにも、売り上げをあげることは大事
今回サポートするクライアントさんは、「お菓子づくりを通して、誰もが安心して暮らせる明るい社会づくり」を目指しています。
クライアントさん自身「やりたい事を叶えるためには、売り上げをあげることが必要」という意識があったんです。
この意識があるのが、本当に素晴らしい♡
あえて、助成金は受けずに活動したい。
売り上げが上がれば、お手伝いのアルバイトさんも雇えて、自分の負担も減る。
人を雇用したり、活動の幅を広げるためにも、まず売り上げをあげていきたい。
そう考えていらっしゃったんです。
理念もすばらしいけど、お菓子そのものも美味しくて、十分価値があるんです♡
私は甘いものが大好きで、いろんなお店のスイーツを食べていますが、有名なお店にも引けを取らないクオリティなんです。
ロールケーキ、クッキー、パウンドケーキ、タルト・・・なじみやすいシンプルなお菓子が中心ですが、どれもおいしい。
かつ、安心できる素材とシンプルな材料で作られています。
クライアントさんの考えと、お菓子の良さ、それぞれをしっかりアピールしたいと思います。
WEBとリアルをかけ合わせて、仕事をしていく
これは、直接出向いたからこそ、獲得できた案件だったと思います。
あとは以前、「美味しかったです♡」とお礼のハガキを送っていて、つながりがすでにあったのも強かったかな。
とは言え、仮にメールでアプローチしていたら、「あやしい」と思われてたかもしれません(笑)
リアルで会うと、人となりもわかるし、やりとりできる会話量もケタ違いなので、信頼関係が構築しやすいですね。
LINEグループやZOOMを活用して、打ち合わせを進めているので、在宅でも仕事ができます。
「WEBを使って仕事」というと、PCとひたすら引きこもるイメージを持たれがちですが、一歩外に出ていくからこそ、仕事の幅は広がります。
(もちろん引きこもっての作業もありますが笑)
WEBの向こう側にいるのは、あくまで人です。
人の存在を無視した仕事では、いいものは作れない。
私たちはそう思っています。
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